「BSSの男性社員で初めての育児休業」
ソリューション部 K.Nさん 男性
2020年に未経験で入社。
受託開発として官公庁の改修や設計業務に従事し、育児休業前まではグループ会社で顧客情報管理システムのリプレイス作業を担当しました。
2023年11月から子どもが1歳になるまでの1年間、育児休業を取得。
復帰後も同部門でエンジニアとして従事し、現在は開発ツールの内製化を進めています。
育児休業を取得しようと思ったきっかけは何ですか?
もともと育児に重心を置きたいと思っていたので、子供が1歳になるまではそばで成長の過程を見守りたいというのが一番の理由です。
また、育児休業給付金についての説明を受けて、育児休業中の収入の心配もなさそうだと思えたことも大きかったです。
育児休業取得を伝えた時の周りの反応はどうでしたか?
育児休業を1年間取得したいと初めて妻に相談したときは「1年間も取らなくて良いんじゃない?」という反応でしたが、出産1ヶ月前には、やっぱり1年間の取得を決めてくれて良かったと言われました。
予定より前倒しで育児休業を開始することになったので、会社にはご迷惑をお掛けしたと思いますが、社内のみんなは好意的に受け止めてくれ、応援の言葉をくれる方もいて嬉しかったです。
育児で大変だったことはありますか?
育児をするまでわからなかったことですが、子供の泣き声を毎日間近で聞くのはしんどかったです。
やっと自分が寝られたと思っても夜中に起こされたり、全然寝ついてくれないこともありました。
寝返りやハイハイができるようになると、じっとしていなくて危ないので目が離せなくなるものも大変でした。
また、大変だったこととは少し違いますが、私と妻のどちらかは絶対に子供を見てないといけないので、夫婦2人の時間を持つことが難しかったです。
育児で嬉しかったことはありますか?
子供が初めて立った瞬間を自分の目で見た時は、成長を直に感じることができて嬉しかったです。これは育児休業を取っていなければ、できなかったことだと思います。
何事も夫婦2人で分担するので、体力面での負担軽減や作業時間の短縮ができ、空いた時間を自分の趣味に使ったり、1人で出かけることもできたので、リフレッシュをしつつ育児ができました。妻と交代で2泊3日の1人旅に出たりもしました。
また、子供を混雑しているところに連れて行くのはとても気を遣うので、空いている平日に出かけて、いろいろなものを見せたり経験させることができたのは良かったです。
1年間という期間についてはどう感じましたか?
1年間はあっという間でした。
1歳のタイミングで子供が保育園に入れなかったので、私が働いて妻はワンオペで育児をしています。
もともと2人で育児をしていたからこそ1人の大変さが分かるので、負担をかけていることが申し訳なくなります。
もっと制度などが充実していれば、育児休業を延長したいという気持ちはあります。
復帰にあたって不安だったことはありますか?
仕事に関しては、朝起きて日中働く生活リズムに戻せるか、私の働くポジションがあるのか不安でした。
復帰してみて、意外とすぐに生活リズムを戻すことができ、働くポジションも確保されていて安心しました。
家庭に関しては、私が復帰することで、妻に育児の負担が偏ってしまうことに不安を感じました。
実際に復帰してみてどうでしたか?
仕事に関しては、働きながら徐々に慣れていこうと思っています。
家庭に関しては、帰宅後に家事や育児をしなければならないので、私も妻もプライベートな時間が取れなくなってきています。
帰宅後に夕食とお風呂を済ませて子供の相手と寝かしつけをしてから家事をしているので、体力の減り方は全然違います。夜は21時には寝ておかないと、眠くて仕方がないです。
これから育児休業を取得する男性へアドバイスをお願いします
出産後1~2ヶ月は、女性が特に大変な時期だと思うので、家に居てサポートしてあげて欲しいです。
私は育児休業を1年間取得しましたが、育児と仕事の比重や収入面などバランスを考えて期間を決めると良いと思います。
最後に・・・
育児休業した1年間を振り返り、私視点の体験や感想をnoteに綴っています。
男性が育児休業を取得するメリットも書いているので、あわせて読んでいただけると嬉しいです。
https://note.com/bssnote/n/nccef64561043
インタビュー:2024年11月